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低音活動記

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吹奏楽曲「リズと青い鳥」

ユーフォニアムを担当しております石田です。

劇場アニメ「リズと青い鳥」は公開第2週に入っています。
私は試写会で2回鑑賞し、その後3回の合計5回鑑賞しております。

ネット上で非常に多く感想が書かれており、そのほとんどが良かったというもののようです。「響け!ユーフォニアム」のスピンオフと知らずに観に行ったが、十分楽しめたというものも多く、ここは制作者側があえて、「響け!」の続編と思わせない戦術が成功しているようです。

私も(鑑賞回数からお分かりのように)「もう、ほんとに最高!!!」という感想でしかないし、いろいろと断片的な感想を持っているものの、ネットに書かれている感想のほうがよほど優れたものが多いので、ここでは書かないことにします、、、

代わりに吹奏楽曲「リズと青い鳥」について書きます。
リズと青い鳥オリジナルサウンドトラック

さっそくサントラCDを入手して、聴いています。吹奏楽曲「リズと青い鳥」は4楽章形式の長い曲ですが、コンクール用編曲Ver.という短縮版もCDに納められています。

1、2、4楽章も楽しめますが、やはり映画で何回も流れる第3楽章「愛ゆえの決断」が一番素晴らしい!この曲は現代の「白鳥の湖」ではないか!!とは言いすぎか(いや、「青鳥」だし)。

アニメ「リズと青い鳥」のクライマックスシーン(いわゆる「みぞれの覚醒」シーン)のあの感動は、この第3楽章の楽曲が後押しして生まれている。いやむしろ、第3楽章があのシーンを作っていると言っていいのではないでしょうか。曲調とシーンの感情が完全に一致している。山田尚子監督が表現したい、リズのもとを飛び立つ青い鳥(=みぞれ)の心情を音楽で表している。

オーボエソロのメロディ良いですねぇ。山田監督は、作曲者の松田彬人さんに、とにかくわかりやすいメロディを、とリクエストしたそうですが、そのとおり親しみやすいメロディになっていると思います。メロディラインは、ちょっと不思議な動きをしたり(レーミドレーラソファ#ミー)、途中で演歌風にフレーズを繰り返す(ミソラー、ミソラー、ミソラーソミレーミレー、シソラー)のですが、それがなんともいえず味になっていて、とても感動します。あと、この第3楽章のほの悲しい雰囲気やオーボエソロを支えるクラリネットによる伴奏の感じは、なんとなくロジャー・ニクソン(Roger Nixon)の吹奏楽曲を彷彿とさせます。

それにしても、とても繊細なアニメ作品にこの音楽のマッチングはとても素晴らしい。松田彬人さん(吹奏楽編曲を黒田賢一さんがされたそう)は素晴らしい吹奏楽曲を作ってくれました。ぜひとも実演で聴いてみたいものです。

ところで、このサントラCDにはブックレットがなく、一切楽曲解説がないのですが、吹奏楽曲「リズと青い鳥」については、松田彬人さんによる詳しい楽曲解説が、映画「リズと青い鳥」のパンフレットに記載されています。サントラCDで吹奏楽曲「リズと青い鳥」のファンになった方は、ぜひ映画パンフレットを今のうちに入手されることをオススメします(映画の公開が終わったらパンフは購入できなくなりますし!)。

映画「リズと青い鳥」、まだご覧になっていらっしゃらないようでしたら、ぜひ劇場へ足をお運びください。家庭でDVDで観るのではこの映画の価値が半減してしまいますよ。


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